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ポジションから減り続けるあのお金、正体はファンディングレートです

ファンディングレートがなぜ発生し、方向によって誰が受け取り誰が支払うのか、長期保有するとどれくらい積み上がるのかを解説します。

ポジションから減り続けるあのお金、正体はファンディングレートです
写真: André François McKenzie (Unsplash)

ファンディングレート、なぜ急に引かれるのか

先物ポジションを数日保有していると、残高から手数料でもないのに少しずつお金が減っていくのを見たことがあるはずです。これがファンディングレートです。

ファンディングレートは取引所が徴収する手数料ではありません。ロングポジションを持つ人とショートポジションを持つ人の間で、周期的にやり取りされる資金です。

ファンディングレートが存在する理由

無期限先物(パーペチュアル)は満期がないため、先物価格が現物価格からどんどん乖離してしまう可能性があります。ファンディングレートは、この2つの価格差を縮めるための仕組みです。

先物価格が現物より高い場合(ロングが優勢)、ファンディングレートはプラスになり、ロングがショートに支払います。逆に先物価格が現物より低い場合は、ショートがロングに支払います。

ファンディングレート0.01%(8時間ごと)、ポジションサイズ10,000ドル、ロングポジションを7日間(21回)保有:1回あたり10,000×0.01%=1ドルを支払い、合計21ドルをロングがショートに支払うことになります。

なぜこれが無視できないコストなのか

①8時間ごとに繰り返される——1日3回、1か月で90回です。1回あたりの金額は小さく見えても、積み重なると無視できない規模になります。

②ポジションサイズに比例する——レバレッジを使ってポジションを大きくするほど、ファンディングレートも同じ比率で大きくなります。損益計算にファンディングレートを含め忘れると、実際の純損益が想定より低くなります。

③市場が一方向に偏るほど大きくなる——特定の方向(ロングまたはショート)に市場心理が過熱すると、ファンディングレートも急上昇します。強気相場でロングポジションを長く保有するほど、このコストが膨らみやすくなります。

長期ポジションを計画する際に確認すべきこと

短期取引ならファンディングレートの影響は大きくありませんが、数日〜数週間単位でポジションを持つ計画であれば、必ず損益計算に含める必要があります。

逆に、ファンディングレートを受け取る側(価格プレミアムが強い反対側)に立てば、ポジションを保有しているだけで少額の収益が積み上がることもあります。これを狙う戦略もありますが、ファンディングレートはいつでも方向が変わり得るというリスクも合わせて考慮する必要があります。

どれくらいの期間ポジションを保有する予定か、現在のファンディングレートはどの程度かを入力して、実際の予想コストを先に計算してみましょう。

計算機を使う →

ここから何をすべきか

ファンディングレートは隠れたコストではなく、計算可能なコストです。ポジションサイズ、ファンディングレート、保有期間さえわかれば、実際にいくらやり取りされるか事前にわかります。

次のポジションを開く前に、ファンディングレート計算機に想定保有期間と現在のファンディングレートを入力してみましょう。数字で確認すれば、損益計画にファンディングレートを含めるべき理由がはっきりします。

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